石川県庁舎、解体進む |
旧県庁本館、取り壊し進む 跡地整備へ北ブロック撤去 築83年の建物
北國新聞:9月5日
解体撤去工事が進む旧石川県庁舎本館の北ブロックで、築八十三年の建物を重機で切り崩す作業が四日までに始まった。年明けには更地にされ、来年十月に南ブロックの改修工事が着工する。
新庁舎移転から四年八カ月。県が「兼六園周辺文化の森」の一翼に位置付ける県庁跡地の整備が、ようやく目に見える形で前進した。通行人は耳に入ってくる重機の音に工事の進捗(しんちょく)を感じ取っていた。
北ブロックは九月中に内装を取り出し、十月に地上部分を撤去、十一月から基礎部分を解体する。南ブロックは免震、改修工事を経て二〇一〇(平成二十二)年から大学コンソーシアム石川などとして供用される。
旧県庁舎本館は一九二四(大正十三)年、全国に先駆け鉄筋コンクリート造りで建設された。正面に当たる南ブロックは、樹齢三百年とされる国天然記然物「堂形のシイノキ」とともに、金沢の都心に風格を漂わせている。
国会議事堂を設計した矢橋賢吉が設計。文化財級だと思うのですが、指定はありません。この建物について手元に資料がない上、石川県庁舎はいろいろと移転しているらしく、間違った情報だったら申し訳ありません。後ほど再確認します。