越前市味真野小学校中居分校、廃校に伴うイベント |
廃校に思い出つづる 味真野小中居分校で感謝の“落書き”
中日新聞:2007年10月2日
今年三月に廃校になった越前市味真野小学校中居分校の校舎で九月三十日、校区の人々が壁や床に思い出や感謝の気持ちを書きつづった。
校舎は私有地に市が建てた木造平屋。十一月に予定されている取り壊しを前に、元在校生の父母らが呼び掛け、中居町、入谷町の約四十人が集まった。小学二年生から五十代の元分校生や父母らがチョークやフェルトペン、スプレーでカラフルに落書きした。
同市万葉中学校三年、橋本芽依さん(15)=入谷町=と同中学校二年、沢井祐伽里さん(14)=中居町=らは「分校」「ARIGATOU(ありがとう)」の文字やハートマークを床いっぱいに大書き。「全校での焼き芋大会は分校の思い出。近くの山で杉を切って焼きました」と橋本さん。沢井さんも「山イチゴを採りに行ってそうじの時間に遅れ、先生に怒られました」と思い出を語り、分校に別れを告げた。(持田則子)