近鉄百貨店京都店(渡辺節設計、1936年)の取り壊しが始まっているとの記事がありましたので、クリップします。
解体工事が始まった旧近鉄百貨店京都店の屋上部分(京都市下京区)
JR京都駅前のシンボル ついに…解体工事が本格化
Kyoto Shimbun 2007年11月4日
今年2月に閉店した旧近鉄百貨店京都店(京都市下京区)の解体工事が進んでいる。土地と建物を所有する大手家電量販店のヨドバシカメラ(東京都)が建て替えを決めたためで、JR京都駅前のシンボルとして親しまれてきたビルが姿を消そうとしている。
ヨドバシカメラは、建物が老朽化しているため、全面改築を決めたという。すでに周囲はフェンスで覆われ、内部の設備などの撤去が行われているほか、屋上では取り壊しも始まっている。
解体工事は来年3月末までの予定で、同社はその後、跡地約9700平方メートルに新店舗を建設するが、規模や出店者、開店時期などは「現在、計画中」(広報部)としている。
旧近鉄百貨店京都店は地上8階地下3階、延べ約6万5000平方メートル。1920(大正9)年に京都物産館として建てられ、31(昭和6)年に丸物、77(同52)年に京都近鉄百貨店となるなど、京都駅前を代表する地元百貨店として親しまれた。この間、増改築を繰り返し、重厚でしゃれた外観は36(同11)年に完成、95(平成7)年の阪神大震災直後には西側への増築が完成した。