以前取り上げた
旧石川県庁の取り壊しですが、かなり進んでいるようです。一部を残して再生する計画のようです。
旧県庁舎本館北ブロック地上部分の解体が進み、兼六園や金沢城への見通しが良くなった県庁跡地=金沢市広坂2丁目
石垣の眺め、すっきり 旧石川県庁舎本館・北ブロック解体
北國新聞:10月27日03時41分
旧県庁舎本館北ブロックの地上部分が二十六日までに解体され、金沢市役所前の広坂通り側からも金沢城の石垣の一部が見通せるようになった。地下の基礎部分を含む撤去工事は来年一月十五日までに完了、築八十三年の南ブロックは来秋から改修工事に取り掛かり、二〇一〇(平成二十二)年の供用を目指す。
県は八月に北ブロックの解体撤去工事に着手。九月には内装の取り出しに続いて重機による建物の切り崩しが行われ、十月中に地上部分を解体、十一月からは地下部分を撤去する。保存、活用が決まっている南ブロックの免震設計の基礎データを取るため、解体と同時にコンクリートや鉄筋の強度試験も実施した。
北ブロックの解体が終盤となり、正面から見れば重厚な風格を漂わせる南ブロックも、裏側はコンクリートがむき出しで「映画のセットのよう」(県営繕課)な状態。県は兼六園周辺の景観を損なわないよう、南ブロックの改修工事が始まる来年十月まで、裏側を鉄板で覆うことにしている。
南ブロックの裏側には金沢城の石垣が眺望できるガラス張りの建物が新たに造られる。大学コンソーシアム石川の拠点などとして利用され、旧知事室の内装を生かしたレストランや、県民ギャラリー、セミナー室などが設けられる。
このほか県庁跡地の建物のうち、県金沢城調査研究所などが入っている県広坂庁舎二号館は〇八年夏以降に撤去。県生涯学習センターなど利用度の高い施設が多く入居する県広坂庁舎一号館は南ブロック供用後に撤去する計画で、県は一四年度末とされる北陸新幹線金沢開業を見据え、跡地全体の整備を進める。