銀座三越の再開発について、日経不動産マーケットが伝えています。本館は改修、別館を建て替えて繋いだ上、容積を最大限度まで引き上げる計画です。
銀座三越を再開発、新館建設で延べ床約8万m2の規模に
日経不動産マーケット情報:2007年10月10日 10時21分
三越は、中央区銀座4丁目にある銀座三越の本館・別館と周辺地域の再開発に着手する。本館は改修し、別館跡地に本館とつなぐ新館を建設する計画だ。都市再生特別地区の制度を活用して、容積率の最高限度を現在の775%から1300%に引き上げる。延べ床面積は合計で約8万1500m2となる。10月 3日に、計画案を東京都に提出した。
計画地は、中央通りと晴海通りが交差する銀座の一等地に位置する。計画案によると、本館は現在の高さ31mを維持し、耐震補強や環境負荷削減のための改修を実施する。屋上は緑化し、環境に配慮したライフスタイルの発信拠点とする。区道427号を挟んで本館と隣接する別館跡地には、高さ56m、地上 13階地下6階建ての新館を建設する。地下フロアと地上3階から上のフロアは本館とつなぐ。地下には床面積1万1350m2の駐車場を整備。399台の駐車スペースを確保する。
計画に伴って、本館と新館の間の区道427号は民間敷地とする。道路の面積分を計画地東側の三原通りに沿って付け替え、歩道や舗装を整備する。三越は敷地内だけでなく、鼻地の北側から銀座1丁目までの区道427号を同社の費用負担でリニューアルする。
提案通りに都市計画決定された場合、2008年7月に着工し、2012年1月に完成する予定だ。