自身の娘と近隣の児童を殺害したとして、昨年6月に逮捕された畠山鈴香被告の住んでいた町営住宅が取り壊される方針とのこと。事件は現在も公判中ですので、事件の関連ニュースまとめもリンクしておきます
(Yahoo!ニュース - 秋田連続児童殺害事件)。殺害現場となったことで公営住宅を取り壊すのは類例がないそうです。
鈴香被告宅解体費を議会に提案
日刊スポーツ:2007年12月12日20時16分
秋田県藤里町の連続児童殺害事件で公判中の畠山鈴香被告(34)が住んでいた町営住宅1戸を解体する費用約200万円を盛り込んだ町の一般会計補正予算案が、12日開会した町定例議会に提案された。採決は14日の予定で、可決されれば年内に入札を実施、本年度内に取り壊される。
国土交通省が、国庫補助を受けて建設された同住宅の解体を認めたためで、国交省は「殺人事件を理由に、耐用年数に達していない公営住宅を取り壊すのは全国初ではないか」としている。
町営住宅は1994年に建設。木造平屋で、畠山被告は殺害された長女彩香ちゃん(当時9)と住んでおり、米山豪憲君(当時7)もこの住宅で殺害したとされる。
国交省は当初、耐用年数を経過するなどの要件を満たしていないとして解体に難色を示したが、町の「入居希望者もなく、取り壊しを住民が求めている」との意向を受け、特別な事由として承認した。補助金の返還も必要ないとしている。
町は解体後の跡地利用について「住民と相談して決める」と話している。