このブログでは二度にわたって取り上げている(
「石川県庁舎、解体進む」、
「旧石川県庁、解体進む」)旧石川県庁の取り壊しですが、作業が完了した模様です。中日新聞が伝えています。
石川県のHPでは概要が分からないのですが、今後のイメージ図や計画についても触れています。解体した部分をガラスで覆い、複合文化施設となるようです。それにしても、全体を活用せず旧庁舎の大半を壊す必然性が分からないのですが…。
南ブロック北側が取り壊された旧県庁舎本館=金沢市広坂で
金沢城公園いもり坂口側からの整備イメージ図
南ブロック北側に広場出現 旧県庁舎本館 解体工事が終了
中日新聞:2007年12月23日
金沢市広坂にある旧県庁舎本館の解体工事が、ほぼ終わった。一九二四(大正十三)年に建てられた歴史的な外観を保存再生する南ブロック正面側の一部を残し、北側(金沢城公園側)を取り壊した。
工事は跡地の利用計画が今年三月に決まった後、取り掛かった。解体工事の終了とともに、現場を覆っていた囲いがいったん取り外された。
計画によると、南ブロック北側は一部増築し、外壁は金沢城の石垣やいもり堀の景観を楽しめるよう、全面を透過性が高いガラス張りとし、敷地の東西を横切る形でせせらぎの空間を設ける。
南ブロックは三階建てで、ガラス張りを生かし二階は「眺望のロビー」、三階は「眺望の回廊」を設ける。一階は県民ギャラリーやカフェ、屋外には室内と連携して使える「石の広場」、二階はレストラン、会議室を計画。三階のセミナー室は、県内の高等教育機関の講義が受けられる「大学コンソーシアム石川」の活動拠点にする。