昨年三月末に売却が発表されたソニーの旧本社について、積水ハウスが開発の方針を固めたようです。個人的には駅から遠いこともあってオフィスを主体とする計画は無理があるような気がしますが、都内でも最大級のフロアを計画することでプレミアを作るようです。なお
積水ハウスからのプレスリリースはまだありません。
御殿山プロジェクト発表 積水ハウス
建通新聞:2008/01/09
積水ハウス(大阪市北区大淀中1ノ1ノ88)はソニー創業の地である品川区御殿山エリアの再開発事業「(仮称)御殿山プロジェクト」の概要を発表した。御殿山というエリアポテンシャルを最大限に発揮すべくオフィスのワンフロアでは国内最大級の床面積を誇るオフィスビルや住宅など3棟を建設する。土地面積約2万5100平方mをA〜Cの3ブロックに分け、夏ごろに着工し、2011年完成を目指す。現在は御殿山エリア内の既存施設の解体を大成建設の施工で進めている。解体工期は6月末。設計は日建設計が担当している。
開発の基本コンセプトは「邸宅のようなオフィス」。オフィス棟2棟、住宅棟1棟の計3棟を建設する。3棟ともに高さではなく横への拡がりを重視した重厚低層な建物ボリュームとし、3ブロックは緑地など憩いの空間でつなぎ、一体感を持たせる。建設地は品川区北品川6ノ5〜7。
3ブロックのうち最大面積のAブロックは八ツ山通りに面し、敷地面積約1万5900平方m。建物規模は地下1階地上9階建て。1フロア面積は国内最大級の約8150平方m。エレベーターやトイレなど共用部を中央に配置することで効率性の良いフロア環境を実現する。
Bブロックは敷地面積約3100平方m。建物規模は地下2階地上3階建ての住宅棟。住戸は30〜40戸とする。Cブロックは敷地面積約6100平方m。建物規模は地上11階建て。オフィスなどで構成する。
建物の仕様や立地などから坪当たり賃料は5万円程度を目指す。
総事業費は約1500億円。