秋田連続児童殺害事件、畠山被告の自宅が取り壊し |
畠山被告宅取り壊し=秋田連続児童殺害
時事通信社:2008/01/10
秋田県藤里町の連続児童殺害事件で、同町は10日、公判中の畠山鈴香被告(34)が事件当時住み、米山豪憲君=当時(7つ)=殺害の現場となった町営団地の自宅の解体工事を始めた。今月中に更地になる見通し。
豪憲君の父勝弘さん(41)ら遺族数人は解体を前に、花束を手に被告宅に入り、僧侶を呼んで冥福を祈った。
同町は、「家があると事件を思い出す」との住民の声に配慮し、一昨年7月に取り壊しを表明。国庫補助を受けて建設されていたため国土交通省と交渉を続けてきた。
同町によると、同省は当初「耐用年数に達せず取り壊し要件を満たさない」と難色を示していたが、昨年11月、「近隣住民は解体を強く求めており、新たな入居者も見込めない」との町側の意向を受け、特別事由に当たるとして承認。町議会は同12月、解体費用195万円を含む一般会計補正予算案を可決した。