茨城県下妻市の騰波ノ江駅が取り壊されることになり、お別れ会が開かれたそうです。なお、
wikipediaによると、解体後、新築された駅舎も従来のデザインを踏襲した物になっているそうです。
騰波ノ江駅:取り壊しへ 28日にお別れ会、事務室の一部を開放--関東鉄道 /茨城
毎日新聞 2008年6月5日 地方版
大正時代に建てられた木造建築の関東鉄道常総線、騰波(とば)ノ江駅(下妻市)が老朽化により6月いっぱいで取り壊されることになり、28日に駅でお別れ会が開かれる。同鉄道は「多くの方に名残を惜しんでいただきたい」と話している。
騰波ノ江駅は1926(大正15)年建造の瓦屋根の和風建築で「関東の駅百選」に選ばれたこともある。懐かしさを感じさせる風情から、中島哲也監督の映画「下妻物語」(04年)に登場したほか、映画やコマーシャルなどのロケーションに使われてきた。
99年4月から無人駅となったが、改札口や乗車券販売窓口などは建造当時のままに残されている。窓ガラスは今は使われていない形や材質のものだという。老朽化で安全性が問題になり、改築されることになった。
28日午前10時~午後3時に開かれるお別れ会では、普段は入れない事務室の一部を開放する。写真も撮影できる。切符をハサミで切っていた時代の硬い切符「硬券」や、駅で販売する切符を収納した「乗車券箱」、切符に日付を刻印した「日付機」などを展示する。
同鉄道は「地元の方が清掃して下さり、愛された駅。新しい駅舎も以前の面影を残す和風のデザインにしたい」としている。