サッポロが不動産子会社の設立と大阪工場の再開発を発表しています。
プレスリリースもリンクしておきます。サッポロの不動産事業については何度か取り上げていますが、引き続き注視していきたいと思います。
サッポロHD、来月札幌に不動産新会社 ファクトリー運営継承
北海道新聞:11/30 07:49
サッポロホールディングス(HD)は二十九日、道内で不動産開発事業を展開する新会社を十二月に設立すると発表した。新会社は、札幌市内の複合商業施設「サッポロファクトリー」の運営も受け継ぐ。グループ企業の不動産物件のほか、札幌を中心にマンションやビル、商業施設などの新規開発を積極的に進め、東京に次ぐ不動産開発の拠点とする。
新会社は「サッポロ都市開発」(札幌)。資本金は当初四千万円、来年三月までに五十億円まで増資する。グループの不動産会社の恵比寿ガーデンプレイス(東京)が95%を出資するほか、事業展開に向けて地元との連携を強化するため道内企業などに残り5%の出資を要請、すでに北洋銀行が出資を応諾している。同行は「サッポロは道内ゆかりの企業で、出資が道内経済の活性化になると考えた」と話している。
ファクトリーは、恵比寿ガーデンプレイスが施設を所有、運営している。新会社は来年三月までに恵比寿ガーデンプレイスから施設の譲渡を受け、運営も受け継ぐ。知名度の高い施設の運営にかかわることで、新会社の地元での認知度を早期に高めるのが狙いだ。
ファクトリーは昨年十一月、九階建てビルを増築。新会社は、一層の施設の充実や集客力の高いテナントの誘致などで、収益力の向上を図る考えだ。
また、サッポロHDは、来年三月で閉鎖する大阪工場の跡地を、恵比寿ガーデンプレイスが自社開発する方針も明らかにした。