伊賀市における第三セクターの市街地再生事業について、毎日新聞が伝えています。今回、オープンするのは国登録文化財の
上野文化センター(1922年)を利用した「カフェわかや」。第三セクター
「まちづくり伊賀上野」の仲立ちでこのような改装に至ったそうです。カフェわかやの詳細については
伊賀ポータルの紹介をご参照下さい。
まちづくり伊賀上野:大正末建築の登録文化財で「カフェわかや」--あす開店
毎日新聞:2008.07.18
“まちなか”再生、始動
城下町の風情残し、にぎわい取り戻せ--空き店舗や町家活用
伊賀市の旧市街地を活性化しようと、第三セクター「まちづくり伊賀上野」などが進めている本町通り周辺商業集積再生事業が本格的に動き出した。同市上野中町の登録有形文化財を利用したカフェわかやが、「まちづくり」の仲介もあり、19日にオープンする。本町通りはかつて、旧上野市の商業の中心地としてにぎわったが、郊外型大型店に押され、現在は1割が空き店舗。カフェに続き、空き町家の活用計画も進んでおり、まちなか再生の進展に期待が集まっている。【渕脇直樹】
上野東町や中町などを東西に貫く本町通りは城下町の風情が残り、上野天神秋祭りでは楼車(だんじり)巡行の舞台ともなる。呉服や和菓子店など約150軒の店舗が軒を連ねるが、20軒は営業していない。
このため、まちづくり伊賀上野は歴史的な景観を維持しながら、にぎわいを取り戻そうと、出店希望者に対する仲介事業に取り組んでいる。
カフェわかやがオープンするのは、大正末期に建てられた3階建て洋風建築。これまでダンス・音楽教室などに使われてきた。「まちづくり」は建物所有者に対し、まちなか再生への協力を求め、同意が得られた。
カフェわかやは石張りのレトロな外観に合わせ、天井つり下げ型のファンを取り付けるなど大正ロマンを演出している。
営業時間は午前11時~午後7時。月曜定休。