大阪を中心に保存運動をされている明治建築研究会さんよりコメントを頂いていた、堺セルロイド工場について至らないながらも調べてみました。
堺セルロイド工場は明治41年(1908)、アメリカ人アキステルの指導で建設され、同43年から稼働した日本最古のセルロイド工場です。近年までは
ダイセル化学工業(株)の堺本社として使われてきましたが、大阪府道高速大和川線事業による当社大阪製造所堺工場の一部敷地等の収用に伴い取り壊されようとしています
(07年5月のプレスリリース)。貴重な産業遺産であり、
堺市のコメントによると登録文化財についても検討したもののダイセル社との同意には至らなかったとのこと。
また、明治建築研究会さんは2/6に見学会を催すとのことです。貴重な機会ですので関西圏にお住まいの方はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。当ブログにいただいた
明治建築研究会さんのコメントを以下に引用しておきます。
Commented by 明治建築研究会 at 2008-01-19 19:40
現在、我国最古ノセルロイド製造工場,旧堺セルロイド会社(明治43年)が取り壊されています。かけがえのない歴史建築は開発的保全再生を図るべきです。近代化遺産、戦争遺構としても重要な明治建築です。一部保存の計画もありますが、歴史建築を新しい施設として活用するように関係方面に働きかけています。後世に悔いを残さないためにも歴史遺産の保全・活用を,関係方面へ呼びかけています。
Commented by 明治建築研究会 at 2008-01-29 21:10
我国最古ノセルロイド製造工場,旧堺セルロイド会社(明治43年)の取り壊されますので、文化財クラスの煉瓦造建築を見てまわります。2月6日、PM2時,南海本線七道駅改札集合。かけがえのない歴史建築は開発的保全再生を図るよう関係方面へ呼びかけています。地元の保存の動きに対して専門家からも応援をしています。魅力的な街造りのために歴史建築の保全活用をご検討ください。